2001/11/26

今日は昔、自分が初めて企画~導入までシステム開発を行った時の先方責任者の方のご卒業懇親会。当時、静岡に1ヶ月ほどホテル泊まり込みで仕事をしていたのは8年前のことだ。

18:30十三というのは、とても厳しく少々遅刻。入った途端N先輩に会った。ここ!と言われ座った席はNさんの近くではあるものの入社時の上司の隣。とても懐かしいメンツが揃っていた。僕はNさんとしゃべりたかったのだが、上司が離してくれない。結局一言二言しゃべっただけだった。
入社時の上司は、あいかわらず鋭い読みでうちの会社の現状を分析し、このままでは4年は持たないと言う。僕も今の実情を見てそう思う。それじゃいけないと思う。だから今の仕事が終わった段階で急いで再びあの戦場に参戦したかった。かなわぬ夢なんだけど。
上司は今の分社は2年以内に別会社となるだろうから、自分らは内外から仕事を取れる会社を作るので来て欲しいようなことを言っていた。現場の構造改革、必要であればシステム構築。だけど、システム開発は半導体でよくやるファブレスの形を取るという。きっと僕には開発会社管理を期待しているのだろう。

懇親会の主である増井さんはよく来てくれたと言ってくれた。何もかもとても懐かしくて今のすべて捨てて良いから本当にその時からやり直したい気分だった。増井さんは当時若造だった僕にとても目をかけてくれ、今もなお目をかけてくれ感謝している。まだ当時のシステムは残ってると言ってくれた。すべてに疑問を持ち一つずつ着実に理解していく増井さんとはいつかまた会えるだろうか。

上司は君が構築したシステムは全部残ってるなと言ってた。すでに故郷である本部を出た僕にはもうどうなっているのかわからないがそう聞いてなんだかとてもうれしかった。上司からは一言だけ忠告「背負うものが大きくても背負うとするとつぶれるよ」昔から怒られぱなしの上司だったけどやっぱりよく見てますよね。
今日は阪急電車だったので、家まで15分ほど歩いて帰らなければならなかった。

今日の言葉「川という字はどう書いても縦線を三本。でも、墨はもっと自由であってもいい」 篠田桃紅(美術家)